県産材の積極活用と景観美化を狙いに、県が各地の道路のり面に張った間伐材の腐食が進み、崩壊が進んでいる。大部分が崩れて全面撤去した地域もあり、根本的な対策が求められている。 関市上之保の県道美濃加茂和良線。山肌を削り取り、コンクリートで補強した斜面の上に、幅約250メートル、高さ1・5~3・5メートルにわたって、直径十数センチの丸太が横並びに張られている。 しかし、黒ずんだのり面の所々で間伐材が抜け落ち、手で触るとぼろぼろと崩れる。さび付いたくぎがあらわになった部分も。木くずが積もって養分となり、夏場に...続きを見る