日立造船は4月26日、徳島市で建設予定のバイオマス発電所の建設工事を、大成建設と共同で受注したと発表した。
発電事業者は株式会社レノバと大阪ガスを含む7社が出資する「徳島津田バイオマス発電所合同会社」。発電所の完成以降は日立造船とグループのHitz 環境サービスが設備の運営と保守を行い、一貫したサービスで安定かつ高効率な発電を行っていく。
発電設備は循環流動層(CFB)ボイラーと再熱再生式蒸気タービンから構成される。タービンで膨張した蒸気をボイラーで再加熱した後に再び蒸気タービンに戻す方式で高効率な発電を行い、出力は74.8MW。2023年3月に完成の予定となっている。
バイオマス発電など再エネの普及で持続可能な社会へ
日立造船は低炭素社会の実現を目指して近年バイオマス発電事業に力を入れ、事業者としてもバイオガス発電所を運営している。
2015年に稼働した茨城県常陸太田市の発電所では未利用材をチップに加工して燃料とする木質バイオマス発電を、2017年に稼働した秋田市の発電所では、食品廃棄物などをメタン発酵させて利用する発電を行っている。
(画像は日立造船公式ホームページより)元の記事を読む