おせち料理用の重箱作りが、美萩工芸(本社・東京)の萩工場(萩市)でピークを迎え、約120人の従業員が1日約8000箱を組み立てている。 材料は、環境に配慮して、キリやモミの間伐材や成長が早いマメ科の木材などを海外から取り寄せて使用。主流の四角形のほか、注文に応じて五、六、八角形の箱も。工場長の斎藤政博さん(58)は「紙やプラスチック製の容器が増えているが、木のあたたかみを感じてほしい」と話す。10月から年末にかけて出荷され、主に関東や関西の百貨店やホテルで販売されるおせち料理用として使われる。 <読売新...続きを見る