深刻化するニホンジカの食害から希少な樹木を守ろうと、四国森林管理局徳島森林管理署などが3日、剣山系に自生するシコクシラベやゴヨウマツに防護ネットを設置した。 管理署の職員や県内のNPO法人・剣山クラブの会員ら26人が参加。一の森ヒュッテから槍戸山周辺の約1キロに自生する70本の幹や枝にプラスチック製のネットを巻き付けた。ネットによって、シカが皮を食べるのを防ぐことができるという。 シコクシラベは剣山系と愛媛県の石鎚山系にしか群生地のないマツ科の希少樹木。シカの被害で枯死する木が目立ち始めたため、管理署...続きを見る