手作りで完成させたシーソーに乗る児童たち
幸田町立坂崎小学校(小野伸之校長、児童177人)の6年生23人が5日、地元の里山などで間伐材として伐採したヒノキなどを使って、手作りのシーソーを完成させた。同校では、2年前には当時の5年生が間伐材を使った手作りのブランコ2基を作っている。
同校は、地元の人たちの里山を守る活動に協力しており、先月は6年生が近くの里山に行き、枯れ枝を集めたり、地域の人たちが刈った草を片付けたりした。
シーソー作りは、低学年の子から「シーソーで遊びたい」という希望が多かったため、製作した。地元の大工蟹江利治さん(80)の指導で、直径約30センチ、長さ約4メートルのヒノキの間伐材とボルトなどを使って作り上げた。この日は、地中約1メートルに支柱を埋め込み、そこにシーソーを取り付けて、完成させた。
全員がさっそく、試し乗りをしたが、丸太に座っての柔らかい感触に大喜びだった。
星野湧斗君(12)は「思っていたよりうまくできた。明日からは、低学年の子たちにも乗ってもらい、楽しんでほしい」と出来栄えに満足そうだった。
<読売新聞(2010.10.6)>