秋田県は林業の担い手を増やすため、就業前の若者を対象とした専門の研修機関の設置を検討する。佐竹知事が24日、開会中の県議会一般質問の答弁で「増大する素材生産に対応するため、就業者の確保が必要。研修機関の設置で地域林業や企業のリーダーとなる若い林業技術者を育てたい」と方針を明らかにした。 秋田県森林整備課によると、県内の民有林の杉人工林は約23万8000ヘクタールで、全国トップの資源量を誇っている。さらに、合板など秋田杉の用途が広がっていることを背景に、木材伐採量は増加傾向にあるという。 一方、近年、秋田県...続きを見る