
天然の国産スギの家と、合板など新建材の家とでは住み心地に差があるのかを比較実験している九州大の研究グループが、天然材の家では疲れた脳が回復しやすく、体も活動的な状態になることを突き止めた。九州大での日本木材学会九州支部大会で3日発表する。 研究グループの清水邦義助教(農学研究院)は「スギの香りが影響したのでは」と推測する。 研究グループは、大分県日田市特産「津江杉」の家と、広さも見た目も同じ新建材の家を1棟ずつ大学構内に建設。2月から、実験内容を知らない学生10人が1人ずつそれぞれの家で作業したり一晩寝た...続きを見る