◆面的な取り組みで再生はかる 現在の木材自給率は27.8%。これを10年後に50%とする「森林・林業再生プラン」を政府は昨年6月に閣議決定した新成長戦略に位置づけた。 農水省はこれを受けて、面的なまとまりを持って森林を整備するよう間伐などの施業の集約化と低コストの路網整備を支援する「森林管理・環境保全直接支払い制度」を導入するなど、再生プランの具体化を進めている。 白書ではこうした取り組みが本格的に実施される23年度を「森林・林業の再生元年」であると強調した。 ただ、木材の需要は平成8年以降減少し...続きを見る