那賀町木頭地区に伝わる古代布「太布(たふ)」の糸づくりが12日、同町木頭和無田の木頭創芸館前で始まり、寒風の中、原料のコウゾの加工作業「楮(かじ)蒸し」などが行われた。 地元の阿波太布製造技法保存伝承会会員やボランティアら約20人が、前日に収穫した長さ1・7~3・4メートルのコウゾ628本を、釣り鐘状の蒸し器「甑(こしき)」に入れて約2時間加熱。軟らかくなった樹皮を手でむき、あくで煮詰めた後、木づちでたたくなどして外側の鬼皮を取り除き、那賀川の清流にさらした。 13日に川から引き揚げ、1カ月ほど自然乾燥さ...続きを見る
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2016.01.18