森林セラピーで癒やし  安芸太田で活動開始

2013年5月26日

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昨年3月、県内で初めて心身へのリラックス効果がある「森林セラピー基地」に認定された安芸太田町で25日、活動開始を記念したイベントが開かれた。

 同町にある恐羅漢山のエコロジーキャンプ場であり、湯崎知事や小坂真治町長、地域の住民ら約500人が出席した。小坂町長はあいさつで「町の豊かな自然を五感で感じ、明日への活力を養ってもらえれば」と話し、湯崎知事は「九州や関西からも訪れる人が増えれば」と期待。イベントではヨガの体験もあり、心地よい風が吹く中でうっすらと汗を浮かべた尾道市の会社員平野順子さん(50)は「忙しい日々の中で、久々にゆっくりとした時間を過ごせた」と話していた。

 その後、里山ガイドによる森林セラピー体験があり、約50人が参加。数人のグループに分かれて森林内を散策し、川のせせらぎに耳を澄ませたり、ハンモックに寝ころんだりして、リラックスした表情をみせていた。

 同町では今後、約50人の里山ガイドが、特別名勝・三段峡や県内最高峰の恐羅漢山など町内4地域で活動。森林散策や森林浴の楽しみ方を“伝授”する。

 森林セラピー基地は、東京のNPO法人「森林セラピーソサエティ」が、実験でリラックス効果を測定するなどして認定する。

読売新聞


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