目を閉じれば森のなか!? 自宅で森林のささやきに包まれる「フォレストノート」

2013年01月08日

897941b7b0b8421638bd27ffc27526b1

 

スマートコミュニティ、自然エネルギー関連技術、エコ住宅、エコカー、省エネ家電など、各企業の優れた環境・エネルギー技術を展示する『エコプロダクツ展』。昨年末に行われたこの展示会で、面白いアイテムを発見しました。

それが、JVCケンウッドと木製家具・文具・玩具の製造・販売などを手がけるオークヴィレッジが共同で開発した『Forest Notes(フォレストノーツ)』。30 cm四方の木のスピーカーで、美しい家具のようなフォルムは、ナチュラルテイストの部屋にピッタリの趣です。といっても、ただシャレオツなだけなら珍しくありません。

実はこのスピーカー、音楽を流すものではないんです。このスピーカーから流れてくるのは、なんと“生の森の音”。その場にいた説明員の方曰く「飛騨高山にマイクを置いて、その音をリアルタイムで配信している」のだとか。配信された音声データをスマホやパソコンなど、インターネット接続された機器で受信して、そこからスピーカーにBluetoothで飛ばしているそうです。

コンセプトは「森への入り口」。他にも、宮崎県諸塚村の森林などにもマイクを設置しているとのこと。確かに、時折、鳥のさえずりなどが聞こえてきます。季節によって、流れてくる森の音も変化するのも魅力でしょう。

さて、ここまで話をして、30 cm四方のフォルムにも意味があることが判明しました。なんと、日本の森の1本の樹木が1日に作り出す酸素量30リットルを表現しているのだとか。もちろん、スピーカーの素材は国産木材です。地球をごく自然に意識し、地球とのつながりを感じてもらう目的もあるとのことでした。

以前、伊豆の山奥にある喫茶店で、やむにやまれず仕事をしたことがあるのですが、聞こえてくる音といえば、葉擦れや鳥のさえずり、虫の鳴き声など。心癒やされながら、とてもリラックスして、仕事が捗った記憶があります。もしも、「フォレストノーツ」を自宅に設置したら、家に居ながらにして森林でのノマドワークも夢じゃないかもしれません。

発売予定は今年、2013年の春、スピーカーは家電量販店ではなく、家具店やインテリア店で販売するそうです。でも、夜中にこの世の物とは思えない雄叫びが流れてきたり、「ここに穴を掘って埋めてしまえ」といった、サスペンスドラマさながらの声が聞こえてきたりしたら、ちょっといやだな~…。

bizmash!


タグ: , ,