植樹や間伐材利用を評価 もっこり倶楽部、森林環境教育部門「四国山の日賞」受賞【徳島】

200_Hppg88YY四国森林管理局(高知市)が森林整備や啓発活動に取り組む団体を表彰する「四国山の日賞」の森林環境教育部門で、海陽町の「もっこり倶楽部」(12人)が選ばれた。10月7日に同局で表彰される。

もっこり倶楽部は2007年、同町宍喰地区の林業後継者で設立。宍喰小児童と一緒にドングリやクヌギ、カシなどの苗木を育て宍喰川上流の水源地に植える「どんぐりプロジェクト」を5年以上前から実施している。修学旅行生を対象にした筏下り体験プログラムや、間伐材を利用した遊具制作にも取り組んでいる。

広葉樹を植樹して山の保水力を高めることや、間伐により健全な木が育つことなどを、子どもたちに伝える活動が評価された。

落合直政会長(61)=海陽町芥附=は「伝えるべきことを伝えてきただけなので受賞に驚いている。体験した子どもの中から林業を志す人材が出てきてくれれば」と話した。

同賞には9団体の応募があり、6団体が受賞した。

【写真説明】宍喰川上流の町有地に広葉樹の苗を植える宍喰小児童ともっこり倶楽部メンバー=2012年11月、海陽町小谷(同倶楽部提供)

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