森でストレスホルモンが減る! ストレスが溜まったら、居酒屋やカラオケよりも森へGO

001行楽シーズンですね。ロハス(健康と環境、持続可能な社会生活を心がける生活スタイル)な生活を提案するサイト「MY LOHAS」では、フィンランドのタンペレ大学精神学科の実験で、森に行くとストレスホルモンが大きく下がり、リラックス効果が高かったことが明らかになったことを紹介しています。

実験では、森へ行くグループ、公園に行って芝生に寝そべるグループ、街のカフェに行くグループに分け、それぞれの場所でリラックスしてもらい、ストレスホルモンの量の変化を調査したとのこと。

その結果、森グループ、公園グループ、カフェグループの順にストレスホルモンの量が少なくなっていたそうです。

■森の癒やし効果

日本では2004年、国の「森林セラピー研究会」により、森林セラピーに適した地域を認定する取り組みが始まり、その後、山口市が日本初となる森林セラピー基地に認定されています。

「森林セラピー山口」のサイトによれば、森で感じるいろいろな香りは、植物が傷つけられたときに、自らの身を守るために“フィトンチッド”と呼ばれる揮発性の物質を発しているから。この“フィトンチッド”が、やすらぎ、沈静、興奮、眠気覚まし、落ち着きなど、人の心身へのリフレッシュ作用をもたらすと考えられています。

また、森林総合研究所により、森林浴を行うことにより、がん細胞やウイルスを攻撃する『ヒトNK (ナチュラル・キラー)細胞』の細胞数と細胞内の抗がんたんぱく質が増加し、NK活性が高まるということが、実験の結果から明らかになっています。

木々や土の香りのほか、これからの季節なら紅葉を楽しんだり、小鳥の声や風、水辺の音を聴いたりと、森林には五感にうったえかけるものがたくさん。カフェでのんびりするのも良いですが、たまには公園で寝そべったり、森林に出かけてみてはいかがでしょう。

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