酒造り支える山 間伐で守る

2013/5/19

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酒どころ東広島市の酒造りを支える地下水を守るため、市民がボランティアで山の手入れをする「山のグラウンドワーク」が18日、同市西条町の龍王山であった。酒造関係者たちでつくる「西条・山と水の環境機構」が主催した。

 広島大の学生や西条農高の生徒、地元企業の社員たち約110人が参加した。同大大学院国際協力研究科の中越信和教授(生態学)たちの指導で、枯れた木や幹の直径が8センチ以下の雑木をのこぎりで切り倒した。間伐材は破砕機でチップにした。今後、発酵させて堆肥にする。

 同大総合科学部2年の都賢太郎さん(19)は「身近にこんなに緑の豊かな場所があるとは知らなかった。森を守るには人の手が必要だと実感した」と汗を拭っていた。

【写真説明】山の手入れのため雑木を切る参加者

中国新聞

 


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