環境税、森林整備へ活用を=林野庁検討会が決議

2012年 7月 20日

j

林野庁の「森林関係の地球温暖化対策を考える会」(座長・岡田秀二岩手大教授)は20日、森林整備を強化するため、今年10月に導入される地球温暖化対策税(環境税)の活用を求める決議を発表した。

 「日本の森林非常事態宣言」と題した決議は、林業や山村は崩壊の危機にひんしていると強調。温暖化対策などで森林の役割は増しているとして、新たな財源確保の必要性を訴えた。

 環境税は経済産業省と環境省が所管するエネルギー対策特別会計の収入となるため、両省以外の事業には使えない。農林水産省は2012年度税制改正で環境税を森林整備にも充てるよう求めたが、認められなかった。今回の決議を受け、13年度の要望に改めて盛り込む方針。 

時事通信社


タグ: , ,