林野庁、「市民と森林をつなぐ国際森林年の集い in 北海道紋別市」を開催

2011年8月11日
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林野庁は、2011年の国際森林年関連事業の一環として、イベント「市民と森林をつなぐ国際森林年の集い in 北海道紋別市」を9月4日に同市で開催する。「森を歩き、知恵を学ぶ」をテーマに同市の「オホーツク森林公園」を散策する催しや、森林とのつながりの事例報告、未来の日本を考えるパネルディスカッションなどを行う。

 「市民と森林をつなぐ国際森林年の集い」は、国際森林年に合わせ「次世代への継承」をキーワードに同省などが開く記念事業。琵琶湖・淀川流域、宮崎市などでも開催している。紋別市では第1部で森林公園の散策、第2部で「いろいろな森林とのつながり方を知る」と題した事例報告と、「紋別の森から未来の日本を語る」をテーマにしたパネルディスカッションを同市民会館で実施する。

 第2部は、同市長のあいさつに続き、国際森林年国内委員で作家の天野礼子さんが基調講演する。その後、同市の「持続可能な森林経営と都市・企業との連携」や「北海道のカーボンオフセットの状況」「世界に通用する北海道の広葉樹を活かすものづくり」などの事例報告があり、パネルディスカッションでは、植樹祭の実行委員や林業にかかわる地元の関係者ら5人がパネリストとなって語り合う。

 国際森林年関連事業は同集いのほかにも各種行われ、その1つとして農林水産省と国土交通省、環境省は共同で、「国際生物多様性の日」の5月22日を中心に国連の生物多様性条約事務局が青少年に植樹を求める「グリーンウェイブ2011」への参加を呼び掛けた。その結果、3月1日~6月15日の期間に42都道府県の383団体、約2万8000人が計約7万9000本を植えた。(日経BP環境経営フォーラム)

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