「森林セラピー」普及へ実験 旅行商品として売り込み

大分県の外郭団体、大分県森林整備センターは、森林浴を健康増進に活用する「森林セラピー」を旅行商品として普及させるための実験を31日に実施する。ストレス解消に役立つとされる森林浴の効果を医学的に調査し、心と体の健康に生かす試み。森林セラピーをグリーンツーリズムの一環として売り込み、観光客拡大に活用する。

 県と大分市の職員、大分銀行の従業員ら約30人に2時間程度のイベント「紅葉ウォーキング」に参加してもらい、唾液(だえき)や自律神経などの状況を県立看護科学大学が調べ、それぞれの調査結果をもとにストレス解消の効果を判断する。

 センターでは12月中旬をメドに医学的な根拠付けをまとめた上で、旅行会社などに呼びかけ説明会を実施。「ストレス解消ツアー」として商品化を促す。
<日本経済新聞(2010.10.30)>


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