循環型社会の形成を目指す鮫川村の村民保養施設の起工式は13日、同村赤坂東野字広畑の現地で行われた。
木質バイオマス燃料を導入し環境に配慮した天然温泉加温施設の完成予想図と、施設概要が示された。
来年3月中ごろの完成、4月の開所を見込んでいる。
同施設は現在の「さぎり荘」を解体し新設する。
木造平屋一部鉄筋コンクリート造りで延べ床面積は約787平方メートル。
男女別の浴場とサウナ付き。
大広間30畳、和室4室、洋室1室、軽食ラウンジなどを備える。
温泉施設の燃料は、村の木質バイオマス事業の一環として薪(まき)ボイラー設備を導入する。
村内の間伐材を使用し循環型社会の形成を目指す。
建材の一部には舘山公園から切り出した杉材を使用する。
総工費は2億9379万円。
<福島放送(2010.9.14)>