木に触れ、魅力感じて 徳島市で木育イベントが始動

200_gYlHyUh9徳島県内の木材産業に携わる30、40代の若手10人が「ウッドアクショントクシマ」と銘打って木育イベントを始めた。徳島市中心部で開かれている欧風産直市「とくしまマルシェ」で、1月に初回イベントを行った。

積み木やけん玉など木のおもちゃで遊ぶブース、かんなくずを敷き詰めたプールなどが設けられ、大勢の親子連れが木のぬくもりを感じ取った。

指物職人が指導する箸作りコーナーもあり、子どもたちは、かんなの使い方や木の材質について説明を受けた後、真剣な表情で小さな角材を削った。北島北小1年の村澤暁さん(7)は「シュッといい音がして楽しかった。表面がつるつるしていて、きれいに仕上がった」と笑顔だった。

発起人の一人で、森林管理会社フォレストバンク社長の岡田育大さん(34)=那賀町出身、東京都港区=は「多くの人が、地場産業や自然環境について関心を高めるきっかけになれば」と話す。

次回は22日のとくしまマルシェで開かれる。

【写真説明】指物職人から指導を受けてかんな削りに挑戦する子ども=徳島市の両国橋西公園

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