ポッカコーポレーションは、愛知県名古屋市でのCOP10開催にあたり、愛知県産茶葉を100%使用した「ポッカ とよた茶」を、間伐材を含む国産材を30%以上使用した凸版印刷の環境配慮型紙製容器「カートカン」で、9月6日から東海エリア(愛知県、三重県、岐阜県)を中心に発売する。
「COP(Conference of the Parties)」とは、国際条約を結んだ国が集まる締約国会議。多様な生き物や生息環境を守り、その恵みを将来にわたって利用するために結ばれた生物多様性条約では、10回目の締約国会議「COP10」が今年10月、愛知県名古屋市で開催される。
「カートカン」とは、森林整備の過程で生じた間伐材や端材を有効活用することで森林保全に寄与する、凸版印刷の環境配慮型紙製容器。「カートカン」商品の売上の一部は、「緑の募金」に寄付され、国内の森林整備を行うボランティア団体やNPO等の活動資金として活用されている。
同社では1996年に、飲料メーカーとして初めて「カートカン」容器を採用して以来、商品開発だけでなく、専用自動販売機を設置するなど、「カートカン」商品の普及に努めている。「間伐材の有効利用」という形で森林保全に寄与する「カートカン」は、「植える→育てる→収穫する」といった森のサイクルの重要性を、改めて多くの消費者に伝えるきっかけとなり、身近なエコ活動として推奨しているという。今回、同社は「地球上のすべての生物が共生できる持続可能な環境を保全する」というCOP10の趣旨に賛同し、「カートカン」を活用した新商品「ポッカ とよた茶」を商品開発し、売上げ1本につき1円をCOP10支援実行委員会に寄付するという。
「ポッカ とよた茶」は、「COP10」開催地である愛知県で栽培され、愛知県内でも有数な茶処である豊田市で荒茶加工した茶葉を100%使用しているとのこと。渋みがありながらも、さっぱりとした後味に仕上げている。地元ならではの味わいを楽しんでもらうため、東海エリアを中心に発売する。
「ポッカ とよた茶」のパッケージデザインは、間伐によって生き生きと成長した森林のイメージをイラストにしており、間伐材を有効活用する「カートカン」商品の意義を表現しているとのこと。また、裏面パッケージではこの商品がどのようにエコ参加と関わっているのかを説明し、日常生活の中での“気軽なエコ参加”となるカートカン商品に対する理解を促進すべく掲示している。
子ども達にもCOP10が提唱する「生物多様性の保全」について参画意識を持ってもらおうと、様々なイベントが開催される中、同社では「国際子ども環境会議」(10月23日から24日開催)の参加者に対し、「ポッカ とよた茶」を提供するという。飲料商品のような身近にあるものを通じて、子ども達にも気軽に始められるエコ参加を意識してもらうことが目的だ。
[小売価格]120円(税込)
[発売日]9月6日(月)
ポッカコーポレーション=http://www.pokka.co.jp/
<マイライフ手帳@ニュース(2010.9.6)>