岩手県大船渡市末崎町の末崎中(千葉和仁校長、生徒103人)の3年生49人は24日、同市末崎町の国有林で、森林の整備活動を体験した。生徒たちは、ワカメ養殖に取り組んできた経験を踏まえ、地元の豊かな海を育む森の役割を感じながら作業に励んだ。
三陸中部森林管理署(橋爪一彰署長)の職員16人の指導を受け、下草刈りや間伐、枝切り作業に挑戦。スギの間伐では、のこぎりの扱いに苦戦しながらも、グループで協力して高さ10メートルほどの木を切り倒すと、「おおっ」と歓声が湧いた。
活動は「海と生きる」をテーマに同校で取り組む総合学習の一環。同日は、2年生がワカメの芯抜き作業を体験した。
【写真=自然の大切さを思いながら、間伐作業に励む末崎中の生徒たち】