森の役割勉強したよ 京都・丹波ひかり小で専門家が授業

201406130904240613tnb1京都府京丹波町曽根の丹波ひかり小は12日、森林の仕組みを専門家に学ぶ授業を開いた。4年生35人が、森林総合研究所職員や京丹波森林組合員から木の役割などを教わった。

子どもたちに森林に親しんでもらうため、同研究所近畿北陸整備局(京都市下京区)が企画した。

小児童は、2011年に国際森林年記念植樹に参加。その後の成長を見せるため、同研究所職員が高さ120センチに育ったヒノキの鉢植えを持ち込み、木が育つ仕組みを伝えた。土砂災害の防止や水の浄化、酸素の排出など森が果たす役割も説明した。森林組合員は木を育て切る仕事について話し「(木材生産には)何十年もかかる」と話した。

校内に植えられているモミジやカシ、サクラなどの木の観察会もあり、「この実は食べられる」「この木は中が空洞」などの説明を聞いた。大釜祐聖君(10)は「今まで木に興味がなかったけれど、もっと詳しく知りたいと思った」と話した。

京都新聞