「セブンの森」に園部の里山選出 5年間で環境改善へ【佐賀】

SAG2014052199000049_id1_20140521094514セブン-イレブン記念財団が展開する森林保全事業「セブンの森」に、県内で初めて基山町園部の里山が選ばれた。地元NPOの指導を受けながら今後5年間、セブン-イレブン-ジャパンの社員らが森林環境の改善に取り組む。

地球温暖化防止と生物多様性の維持を目的に2011年に始まり、全国で12カ所目。今回は同町でモウソウチクの伐採などに取り組むNPO法人「かいろう基山」(道岡直一代表理事)が同財団の助成を受けていたことがきっかけで、同法人の作業エリアである約4・6ヘクタールの里山を「佐賀セブンの森」とし、一緒に竹林整備や森林再生を担うことになった。

17日の協定後第1弾の活動には、NPOメンバーとセブン-イレブンの関係者約70人が参加。山に入り、枯れ木などを撤去した。竹を伐採した松尾鎮雄さん(54)=鳥栖市=は「豊かな自然を子供たちにつないでいくために、今やれることをやっていきたい」と抱負。同財団の安武主起西九州地区理事は「人と共存できる森の“再生”に貢献していきたい」と意気込む。

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