スギの間伐材を利用した登山者向けのレンタル用つえが出来上がり、今夏から乗鞍スカイラインの終点・畳平駐車場や、登山ルート沿いにある肩の小屋(長野県松本市)で貸し出しが始まった。
「つえがほしい」という登山客らからの要望に応えるため、高山市下林町にある木工房「MOTOI」の高田基(もとい)さん(42)が県の地域振興チャレンジ事業の補助金320万円を活用し、子ども用と大人用の計約100本を作った。
長さは子ども用が約1メートル、大人用は約1・4メートル。スキーのストックより軽く、握り部分も幅を持たせてあるので握りやすい。また、先端部分を平らに仕上げてあるため、金属製のストックのように登山道に突き刺さり、道を傷める心配もないという。
レンタル料は1回300円。1本3500円で販売もしている。問い合わせは肩の小屋(0263・93・2002)。