木のぬくもり感じる新校舎完成【新潟】

0015707500090608s水原中で市民見学会・阿賀野市

2012年から建設していた新潟県阿賀野市立水原中学校の新校舎が完成し、15、16の両日、市民見学会が開かれた。4月の開校を前に市民ら約1600人が訪れ、「教室は明るくて広くなった」などと話していた。

見学会は市教育委員会が企画した。新校舎は、鉄骨造り3階建てで、給食棟と体育館を合わせた延べ床面積は約1万2千平方メートル。生徒と市民が利用できる「水原中学校市民図書室」も入り、建設費は約31億9千万円。

生徒昇降口の屋根部分には特産の安田瓦を設置。校舎内の壁や柱には、木の温かみを伝えようとスギなどをふんだんに使っている。音楽室は2部屋あり、第1音楽室は音楽授業のほか、200人規模の発表会などにも利用できる。水原中学校市民図書室には約4万4千冊を収蔵することが可能だ。

グラウンドの工事は2014年度に実施する。

同校の卒業生(22)は「木のぬくもりを感じながら新しい校舎で学べる後輩たちがうらやましい」と話した。

4月6日、完工記念式典を行う。水原中学校市民図書室も同日、開館する。

新潟日報モア