学んだ技術、成果発表 森林文化アカデミー 美濃で作品展示【岐阜】

20140307-215919-1-N岐阜県美濃市の県立森林文化アカデミーの学生による発表展示会が7日、市中心部の「美濃・紙の芸術村工房」で始まった。

アカデミーは公立専修学校で林業や建築、木工の人材を2年かけて育成している。「森と木のクリエーター科」の一部の講座が開催していたが、今年は全4講座が初めて参加した。「クラモリ~暮らしに森を~」と銘打って、20~60歳代の1年生22人が出展した。

会場では木製の車のおもちゃをはじめ、スプーンや皿、筆箱などが展示販売され、訪れた人たちが手に取るなどして見入っていた。また、有料(100円)で、まき割りや箸作りといった様々な体験ができ、ツアー形式で木製の皿作りや木造住宅の柱をつなぎ合わせる技法なども紹介している。

東京都瑞穂町出身の岩田和明さん(38)(美濃市)は「普段使っている木製の道具や食器の製造過程を見てもらい、森と暮らしがつながっていることを知ってほしい」と来場を呼びかけていた。9日までで、午前10時~午後5時。入場無料。芸術村工房は、江戸時代の建物が残る「うだつの上がる町並み」内にある。

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