木のぬくもり感じて、親子らが工夫凝らし家具作り体験【神奈川県南足柄市】

25_230116.thumbnail木材のぬくもりや模様を生かしたいすを作る木工体験イベントが26日、神奈川県南足柄市内山の県立21世紀の森で開かれた。地元や横浜、相模原市から子ども連れなど9人が参加し、それぞれ納得する作品を作り上げた。

21世紀の森では林業や環境保全などに関心をもってもらおうと、神奈川県産木材を使った家具作りや間伐などの体験イベントを年間で約30回開催。いす作りは、体験者の要望で初めて企画された。

参加者はインパクトドライバーやタッカーなどの工具を上手に使い、角材12本を組み合わせた骨組みにクッション材を敷いた座面を設置して完成させた。慎重に角材を組み合わせたものの、ずれてしまったり、使い慣れない工具に戸惑ったりと苦労していたが、最後は満足した様子で作品を眺めていた。

山北町に住む男性(71)は「正確に作らないと使い心地が悪くなるので丁寧に作った。孫にプレゼントしたい」と話した。孫の女児(10)は「勉強するときに座る。長く使いたい」と笑顔だった。

カナコロ