愛媛県大洲市八多喜町の大洲東中学校で建て替えが進められていた体育館が完成し24日、落成式があった。市の公共建築物の木材利用推進方針に基づき、屋根など上部が木造。スギ、ヒノキを計284立方メートル(県内産材91%)使った。
耐震基準を満たしていなかった旧体育館の隣に、木造一部鉄筋コンクリートで総事業費3億3366万円をかけて建設。延べ床面積は881平方メートルと13%増え、目いっぱいだったバスケットコートの周囲に安全幅が取れたほか、発光ダイオード(LED)照明、洋式トイレを採用した。壁や天井の骨組みには美しい木目が浮かび、木の香りが漂う。