3月22日初の「森・復興大会」 防災林などの再生考える【福島】

phpThumb_generated_thumbnail東日本大震災の津波で、被災した海岸防災林などの再生を考える初の「ふくしまの森・復興大会」は3月22日午後1時から南相馬市民文化会館で開かれる。県森林・林業・緑化協会や県、地元市町村、森林関係団体で構成する実行委員会が23日、福島市の杉妻会館で初会合を開き、事業計画を決めた。

大会テーマは「海から里、森林へとつながるふくしまの森づくり」。元日本森林学会会長の太田猛彦東京大名誉教授が記念講演する。県民代表が県内の森林の現状を報告し、森林ボランティアらが今後の森林再生に向けた考えや計画を披露する。

会場には震災前後の海岸防災林の写真や、県内の森林に関するパネルを展示する。

大会に先立ち、関連行事を催す。相馬市から南相馬市の海岸防災林を視察し、現状に理解を深める。同市鹿島区の海岸防災林で行う祈念植樹式では、津波犠牲者に黙とうをささげた後、クロマツの苗を植える。大会参加者は今後公募する。

初会合には約20人が出席した。委員長に浅和定次同協会会長、副委員長に斎藤卓夫同協会副会長、国井常夫県森林組合連合会代表理事会長を選んだ。

福島民報