林業や木造建築の設計士といった森や木に関わる仕事について考えるセミナーが5日、岐阜市橋本町の「じゅうろくプラザ」で開かれた。
セミナーは林業や木工などの人材を育成する公立専修学校の県立森林文化アカデミー(美濃市)が主催した。森や木に関わる仕事への就職や転職を考えている人を対象に、県内をはじめ、東京、名古屋などで開催している。
「森と木の就職・転職セミナー」と題した今回のセミナーには20~30歳代を中心に、東海3県や東京、京都などから22人が参加した。山村の活性化や森林・林業、木造建築、木工・木育、環境教育の5分野に分けて講演が行われた。
講師となった同アカデミーの教授らはスライドを使って、林業就業者の減少と高齢化が進み人材不足となっている現状や、循環型社会に向けた自然環境を守る仕事の魅力を説明した。
参加した可児市の名古屋大学3年の女子大生(21)は「林業関係への進路を検討しているので、もっと勉強したくて参加した。説明内容がとても分かりやすかった」と話していた。
(2014年1月6日 読売新聞)