林業職求む! 栃木県がPR用DVD作製

DVD林業栃木県職員採用試験で林業職を受験する人材を確保しようと、県環境森林部は15日までに、林業職の仕事をPRする映像を独自に制作した。林業職は今後十数年、毎年10人程度の退職者が見込まれることから、その分の採用に向けた対策の一環。今月から林業職の職員が都内などの出身大学を訪問し、就職ガイダンスで大学3年生に映像を披露している。

県の職員数は全体で約4400人。このうち約200人が林業職。

ここ数年、林業職は採用数2人に対し、受験者数が20人程度で推移してきたが、2013年度の試験では退職者増に伴い、来春採用の合格者数は7人に急増した。しかし12年度の受験者数22人に対し、13年度は24人と例年と同規模だった。

県の林業職で定年などによる退職者は、今後15年ほど毎年10人程度で推移するとみられ、その分採用数も増える。このため同部は林業職の受験者数を増やそうと、PR映像を制作することにした。

映像は多数の写真をつなぐ形で、環境保全や山林の災害復旧など林業職の仕事を紹介している。BGMには「県民の歌」などを用いた。時間は5分40秒。

下野新聞SOON