【トモイク・共に育む】お手製玩具、木のぬくもり 「家族で木工」浸透中

trd13113010000003-n1木でできたおもちゃには独特のぬくもりがある。それをパパやママが作るとなると、子供から尊敬のまなざしで見られることうけあいだ。いま、木工に取り組む人がじわじわと増えているという。もうすぐクリスマス。今年は手作りのおもちゃを子供にプレゼントしてみませんか?

男女を問わず子供たちに人気なのは、ままごと用のキッチンと冷蔵庫だ。ライフスタイル雑誌「Come home!」(主婦と生活社)の副編集長で、木工に詳しい八木優子さんは「ママのまねをしたい子供にはもちろん、リビングにも置けるインテリア性とおもちゃが収納できる実用性が親にも大人気。永遠の定番」と話す。

一見、複雑な作りに見えても、木工の手順は(1)設計図を作る(2)木を選ぶ(3)木を切る(4)組み立てる-の4つ。「初心者には(1)~(3)が難関。(3)までにどう手間を省くかが木工好きになるかどうかの分かれ目」(八木さん)という。

特に重要なのは(3)の木の切断だ。東京都日野市の自宅で自作の木工家具を販売する木工歴20年の主婦、高野一江さんも「組み立てはなんとかなる。反りのない木、まっすぐにカットした木を用意することが何より大事」と強調する。

そのためには、「木材はホームセンターのカットサービスで切ってもらうのが鉄則」という。1カット30~50円くらいで、木材購入者には数カットまで無料という店もあるので、近所の店を複数比べてもいい。

産経ニュース