木のおもちゃを製作している飛鳥工房(佐賀市諸富町)が、ショールームを新装した。面積を従来の約2倍に拡大。積み木や木馬、木のスプーンなど100アイテムを並べており、「手にとって木の温かさに触れながら選んでほしい」と話す。
ショールームを設けて10年の節目で、工場として使っていた2階建ての1階部分の一部をショールームに変更した。室内は北側にある大きな窓が印象的。塗装はスタッフ自身が手掛け、壁は「呼吸できる素材」としてしっくいを使った。ゆっくり授乳ができるスペースも設けるなど、来訪者に優しい空間となっている。
ショールームの庭には、ドングリの実から育て成長した木々も植え、木のブランコもある。
2002年に空き店舗を活用したチャレンジショップから出発した工房代表の廣松利彦さん(51)は「ウェブを通した販売が実店舗を上回っているが、木のぬくもりを感じて購入してほしいと考えている。アイテムももう少し増やしたい」と話す。
年間売上は1・3倍の6千万円以上を目標にする。盆、正月以外は原則無休(午前10時~午後6時)。12月10日まで「お誕生祭」として木製品を2割引で販売している。電話0952(47)5697。