1歳児に地元産杉で製作のおもちゃ贈る 小国町【熊本】

20131127001_DAT_20131126220604001熊本県阿蘇郡小国町は26日、赤ちゃんに木製のおもちゃをプレゼントする「ウッドスタート」事業の贈呈式を町隣保館で開き、出席した親子7組に地元の小国杉で作ったパズルボックスと組み木を贈った。

「ウッドスタート」事業は、赤ちゃんや家族に木と親しんでもらおうと、東京おもちゃ美術館(東京都新宿区)が提唱。小国町は全国10カ所目の参加自治体となった。

パズルボックスは丸や三角などの形をくりぬいた箱で、同じ形の木片を入れて遊ぶ。設計を同美術館に、製作を町内の木工所に委託した。組み木は、町内に作品を集めた展示館がある第一人者の小黒三郎さん(77)=岡山県=がデザインした。

本年度に満1歳となる50人に贈られる。贈呈式で、北里耕亮町長は「木のおもちゃには温かみがある。事業を広げ、町の林業と木材産業の活性につなげたい」とあいさつした。

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