森林整備の大切さなどを知ってもらおうと、「木にふれて『かながわの森』を知ろう! 2013」と題したイベントが23日、大和市下鶴間のイオンモール大和で開かれた。県や建築業界、木材業界などの団体でつくる「かながわ木づかい推進協議会」の主催。
かんな削り体験コーナーなどが家族連れらの人気を集めた。秦野市菖蒲の谷工務店の谷和雄社長(53)らが指導役。丹沢産の長さ約1・5メートルのヒノキ材で、谷社長らが教えながら子どもたちにかんなを引かせると、薄い紙のように削られたおがくずが、すーっとはき出されていった。
家族で参加した同市つきみ野の主婦西村牧さん(35)は、「かんなで削っただけであんなにつるつるになるなんて不思議」と、すべすべした肌触りにびっくりした様子。次女の琉加さん(9)は、「かんなを引いた感じが楽しかった」と喜んでいた。
かながわ森林インストラクターの会によるドングリを使った工作のコーナーや、県産木材木工コンクールに入賞・入選した子どもたちの作品の展示もあった。