サッカーJ2の栃木SCと自転車ロードレースのプロチーム・宇都宮ブリッツェンの選手やサポーターらが4日、足尾銅山の煙害などで森林が破壊された日光市足尾町の松木地区で、再生に向けコナラ75本を植樹した。
栃木SCは、森林を再生し、足尾の歴史も学ぼうと、3年前から毎年この時期に植樹をしている。ブリッツェンも昨年から加わっている。
この日は、共催するNPO法人「足尾に緑を育てる会」のスタッフの案内で、SCの勝又慶典、本橋卓巳、ブリッツェンの郡司昌紀の3選手と、チームのスタッフやサポーターら計約50人が参加。穴を掘って苗を置き、丁寧に土をかぶせた。宇都宮市の小学5年池沢凛君(10)は、「今日植えた木が大きく成長すればいいな」と苗木を見つめた。
(2013年11月5日 読売新聞)