宮古市の重茂漁協女性部と三陸北部森林管理署(堀内桂二署長)は30日、津波で雑木林などが流された同市重茂の与奈地区で、重茂小(阿部真一校長、児童66人)の児童らと、海と森林の再生を願い植樹を行った。
全校児童や住民ら計約200人が参加。45分間でオオヤマザクラとヤマモミジの苗木計400本を植えた。
植樹は被災した森林の再生と、漁業の盛んな重茂地域に暮らす子どもたちの森林と海の密接な関係の学習が目的。堀内署長は「植樹は重茂の海をもっと豊かにする第一歩になる」と願いを込めた。
【写真=オオヤマザクラなどの苗木を植える参加者ら】