講演や体験通じ「森林」考える 津山で「県民のつどい」【岡山県】

2013102710351369-1-256「第14回森林(もり)を考える県民のつどい」が26日、岡山県津山市大田のグリーンヒルズ津山で開かれた。岡山県北11市町村の議員でつくる県北森林・林業活性化促進議員連盟や県森林組合連合会などが主催し、地域産材の利用促進、森林保全の大切さを市民に訴えた。

リージョンセンターで式典が行われ、「豊かな自然に育まれた美しい岡山の森林を継承する」などの大会宣言を採択後、林野庁の阿部勲木材利用課長が基調講演した。阿部課長は木材自給率が26・6%と低迷している日本の現状をデータで示した上で「資源豊かな国産材の需要を高めていく必要がある」と強調。太陽光発電パネルを載せる架台やガードレールへの使用例、集成材を使った木造高層建築などを紹介した。

会場では木材やブルーベリーの苗木を無料配布するコーナーに人だかりができたほか、木で棚を作ったり、つるでかごを編む体験コーナーも設けられ、家族連れらの人気を集めた。

県民のつどいは林業振興を目的に2000年から毎年開いている。

山陽新聞