広島県庄原市の庄原特別支援学校の生徒を県立広島大の学生がサポートして国営備北丘陵公園内を整備する作業が24日、現地で始まった。両校が協力して、地域貢献することが狙い。
11月21日まで計5回作業。いこいの森の未整備地約1ヘクタールをきれいにする。この日は、庄原特別支援学校高等部の1~3年生28人と広島大生命環境学部の6人が、川北町の木工作家清水宣輝さん(75)の指導で下草を刈って作業道を造り、間伐などもした。
今後、作業を通じて出た間伐材でベンチや案内板を作って置く。支援学校2年の後藤和輝君(16)は「みんなが安全に楽しめる場所にしたい」と意気込む。
高校教諭を目指す同大3年の樋口隼平さん(24)は「生徒の支援など、自分の志望に役立ちそうな体験になった」と話していた。
【写真説明】協力して枝を切る大学生(左)と生徒