那賀町横石の相生森林美術館で、館蔵品展「木の彫刻と木版画」が開かれている。10月6日まで。
相生森林美術館が収集した約350点のうち54点を展示。江戸から大正にかけての木版画、彫刻の人物像、木々を組み合わせた立体作品の三つに分けて展示されている。
彫刻家・故小畠廣志氏の「ある教育」は、皇居の桜田門に使われていた古材を使った作品。戦死した兄を母親が悲しげに見つめる様子が存在感を放っている。このほか、歌川広重や葛飾北斎の木版画なども並んでいる。
入館料は一般300円、小中学生200円。月曜休館(祝日の場合は翌日)。
【写真説明】木の彫刻や木版画が並ぶ館蔵品展=那賀町横石の相生森林美術館