アサヒビールは広島県庄原市、三次市の社有林「アサヒの森」で、地元の小学生向けの環境体験学習会「アサヒ森の子塾2013」を10月4日に開催する。森の中での自然体験を通して森林が果たしている役割を子供たちに実感してもらい、環境保全の重要性を伝える。林野庁広島北部森林管理署とグループのアサヒ飲料が協力する。
アサヒ森の子塾は2006年10月に初めて実施し、今回のアサヒ森の子塾2013で9回目となる。前年と同様、国際的な森林環境教育プログラム「LEAF(ラーニング・アバウト・フォレスト)」の理念を導入し、人間と自然の相互作用の理解をテーマにした授業を行う。LEAFは、森林が果たす役割の認知度と知識向上を目的にしている。
庄原市立庄原小学校の6年生74人と同市立峰田小学校の5、6年生14人が参加する。児童らが身の回りの木製品を発表して森林製品について考え、森からの恵みの大切さを知るほか、広島北部森林管理署の森づくりについての紙芝居や、森林での林業体験活動を通じ、CO2吸収、生物多様性保全、水源かん養など森林の機能を学ぶ。
アサヒ森の子塾2013のフォロー教室も11月5日に両小学校で実施し、森林の大切さへの理解をさらに深めてもらうとともに、アサヒの森の間伐材での工作教室を開く。アサヒの森は両市の大小15カ所、総面積2165haに及ぶ。アサヒビールは環境教育に積極的に取り組み、アサヒの森では応募型の環境教育プログラムも開催している。