太陽生命保険(本社、東京都港区)の社員とその家族ら約210人と地元ボランティアら計約250人が7日、高島市朽木の市森林公園「くつきの森」(約150ヘクタール)で、どんぐり苗の植樹予定地整備など森づくりに汗を流した。同社は2007年にこの森を管理するNPOとパートナー協定を結び、約13ヘクタールを「太陽生命くつきの森林(もり)」として、社員が森づくりに取り組んでいる。
社員らはこの日、大津、京都両支社はじめ近畿一円からバス6台などで朽木入りし、時折やや強い雨脚の中、カッパ姿で山へ。地元の人の指導を受けながら間伐材を片付けたり、ビオトープを手掛けたり。会社創立120年を記念し山道に120段の階段も整備した。大津支社外交員、川浪豊子さん(53)=栗東市=は「重労働だが面白かった」と笑顔を見せていた。
同社は高島市立朽木東小と「どんぐりプロジェクト」も推進中。児童が拾った実を鉢植えして芽吹かせ、卒業時に「くつきの森林」に植樹する計画だ。【塚原和俊】