西粟倉村の魅力知って 児童が森林テーマのサミット参加

全国から集まった子どもたちが森林を舞台にした体験活動の発表などを行う「『学校林・遊々の森』全国子どもサミット」(6、7日・札幌市)に岡山県の西粟倉小学校(西粟倉村長尾)が参加する。学校の代表となった6年生3人は「村の素晴らしさを全国に伝え、たくさんの友達をつくりたい」と張り切っている。

同サミットは林野庁などでつくる実行委が2007年度から毎年各地で開催。今年は北海道、東京、愛知などの15校が参加する。

西粟倉小は12年度から「ふるさと元気学習」と題し、豊かな村の森林で体験活動に取り組んでおり、同じような環境で価値観を共有できる仲間をつくろうと参加を申し込んだ。

6年生から参加希望者を募り、作文や面接で今西亮太君(11)、白〓諒君(11)、白〓晃征君(11)の代表3人を決定。村内のヒノキ、スギ人工林の間伐の大切さ、森を流れる沢を歩く探検、吉井川水系の環境学習を通じて始めた海辺の小串小(岡山市)との交流などについて発表する。

代表3人は7月31日に西粟倉小で本番に向け最終練習。保護者や村教委職員ら約30人を前に、スクリーンを使って大きな声と機敏な動きで発表した。

引率する鳥越厳之教諭(58)は「全国に西粟倉小を発信し、一緒に学習できる学校を見つけたい」と話している。
※〓は、たけかんむりに旗

山陽新聞webnews2013080310482998-1-256 (1)