北山校生が図鑑と看板製作 森林学習活動

2013年07月12日

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佐賀市の小中一貫校北山校(陣内陽子校長)の5、6、7年生(中学1年)21人が、学校近くの神水川中原(しおいがわなかばる)公園の樹木を紹介する図鑑と看板を製作した。ナラやクスノキなど80種類の特徴や写真を網羅している。12日は公園内に看板を設置し、図鑑を見ながら木を観察した。

公園では3年前に植樹した3600本の苗木が森に成長している。子どもたちは授業で森林学習活動に取り組み、公園を活用しやすい場にしようと森林学習展示館の協力を得て樹木の種類や特徴、場所を調べた。

図鑑は森の中にある115種類のうち80種類の樹木を紹介している。番号をつけ、花の咲く時期や特徴を手書きした。看板は杉板を焼いて表面を磨き、図鑑と連動した番号を書いて4カ所に設置した。

その後、子どもたちは、博多昆虫同好会の福田治さんと一緒に図鑑を見ながら森を一周した。福田さんは「ムクノキは実が食べられるので、大きくなると鳥が寄ってくる」と、木にどんな生き物が集まるかを説明した。

7年の光野龍太君(13)は「看板を立てるのは力がいった。説明で葉っぱの名前とか知らないことが聞けてよかった」と話した。同校は「今後図鑑をもっと改良し、地域の人にも配れたら」としている。


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