2013年7月8日
上松町と友好自治体の愛知県豊明市の市民三十人が七日、町西部の小川入国有林を訪れ、雑木の伐採作業に汗を流した。
木曽川の上下流交流を通じて二〇〇二年に友好関係となり、相互の訪問などを続けている。両市町で植樹した「友好の森」の整備が一段落したため、今年は樹齢三十五年ほどのヒノキ林を手入れすることにした。
林に入った市民は、ヒノキに交じって伸びたナラやホオなどの細い木を、のこぎりで切り倒した。伐採の経験がない参加者が多かったが、すぐに要領をつかみ、斜面を尾根まで上がって作業を進めていた。
友人の誘いで参加した豊明市栄町の間瀬洋子さん(71)は「切っているうちに林の中がすっきりして、いい気分になった」と笑顔。田上正男町長も「森づくりを実感してもらえたら何より」と、楽しげな様子に表情を緩めていた。(福本雅則)
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