2013年7月9日
登山客に人気が高い鈴鹿国定公園の油日岳(693メートル)などの登山口の一つになっている伊賀市柘植町の奥余野森林公園で、山開きがあった。余野公園保勝会の関係者ら30人が出席し、神事があった。都美恵(つみえ)神社の橋本和彦宮司(72)がおはらい。関係者が玉串をささげ、公園の盛況と登山客の安全を祈願した。
地元の柘植小学校の子どもや大人たちでつくる団体「都美恵太鼓」の9人が、地域の発展を願う曲「勇み太鼓」を演奏。勇壮な音色が山々に響いた。倉部川の清流にはニジマスを放ち、子どもたちが網ですくって歓声を上げた。その場で調理して塩焼きにし、振る舞われた。地元の人たち20人余りが2班に分かれ、5時間余りかけて旗山(649メートル)や三国岳(711メートル)に登った。
奥余野公園は、ツツジの名所の余野公園から1キロ余り山に入った場所にあり、川遊びや散策ができる。トイレや駐車場が造られ、山ブームの中、忍者岳(722メートル)など、鈴鹿山脈南端の山々の登山基地として、訪れる人が増えている。
(酒井直樹)
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