森林と林業の役割学ぶ 宮崎・三股町の子どもたち [宮崎県]

2013年08月01日

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林業技術者を目指すスイス人から、森林と林業について学ぶ国際交流イベントが宮崎県三股町の長田小学校(山本昭蔵校長、24人)であった。同町に所有林がある総合農林(本社・東京)で実習中のスイス人学生の3人が母国の風土や林業を紹介。山林ではスギの伐採を実演した。

同町は面積の約7割を森林が占め、林業も盛ん。地元の子どもたちに森林の役割や林業に対する理解を深めてもらおうと、同社が初めて実施した。

3人はスイス・ベルン州のリースフォレスター学校の学生。6月に来日し約8週間、宮崎で日本の林業を学んだ。3人は7月11日、長田小を訪問した。ガエタン・グロスリーダーさん(29)は、森林や湖が多く日本と同じく林業が盛んなことなどスイスの様子を説明。「四季はありますか」などの質問に「日本と同じように四季があり、夏の山にはエーデルワイスの花が咲きます」と答えていた。

同社の山林では、樹齢約90年のスギの大木をチェーンソーで伐採。子どもたちは切り倒された幹の年輪を数えたり、においをかいだりしていた。

=2013/08/01付 西日本新聞朝刊=


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