木材漂着:沿岸に1401本 県が原因究明へ調査継続 /山形

2013年02月01日

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大量の木材10+件が県沿岸部に漂着している問題で、県庄内総合支庁は30日までの漂着状況をまとめた。

 本数はさらに増えて1401本。いずれも長さ約4メートル、直径約15〜50センチ。このうち34本が遊佐町、旧鶴岡市、旧温海町(現鶴岡市)の計4河川1水路を河口から約100メートル遡上(そじょう)しているのを確認した。今のところ、船の航行や流れを阻害するといった影響は出ていない。

 漂着木はその後の調査で大半の樹種はロシア産エゾマツと判明した。一部にロシア産カラマツが交じっている。なぜ漂着したかは依然不明。周辺海域で船舶事故は報告されておらず、引き続き原因を調べている。6日に再度、漂着数調査を行う予定。調査は当面、継続するという。

 県と関係市町が協議し、準備の整った区域から仮集積を開始する。集積後、横浜植物防疫所酒田出張所で検疫を行ったあと、県が海岸管理者を代表して処分、売却する。

 11年1月にもロシア産とみられるエゾマツが700本程度、県沿岸部に漂着したが、その際は県が売却手続きをし業者が買い取った。買い取り額は1本当たり1円ほどだったという。【佐藤伸】

毎日新聞 


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