2013年1月30日
中津川市付知に在住の若手の木工業者や建設業者らでつくる「ツナガルベンチの会」(北原信太郎会長)は29日、同市のにぎわい特産館で記者会見し、地元でとれた木材を使ってメンバーが製作した「ツナガルベンチ」を披露した。
木を生かした新しい試みとして企画。ベンチは、地元産のヒノキやスギ、クリの3種類の木材で作られ、長さ70センチ、幅18センチ、高さ42センチ。単体ではやや不安定だが、「蟻(あり)継ぎ」と呼ばれる技法で互いにつなぎ合わせることで安定するという。
5月3日から5日まで開かれる「つけち森林の市」で販売(1脚5000円)するほか、購入した人から提供を受けたベンチを、誰でも座れるベンチとして、4日に会場で展示するという。また、来年の市で再び持ち寄ってベンチをつなぎ、「世界一長いベンチ」としてギネス記録にも挑戦することも計画している。
同会の早川泰輔さん(46)は「ギネスへの挑戦もあるが、買ってくれた人が再び集まってつながることが大切。つなげて一緒に座ってほしい」と話している。
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