水を守るには森林から、厚東川利用の企業が枝打ち

2012年12月10日

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県美祢農林事務所主催の第5回水を守る森林づくり体験活動は8日、美祢市秋芳町秋吉の秋吉台国際芸術村周辺の山林で行われた。厚東川工業用水利用者協議会の加盟企業の従業員ら約160人が、森林保全に向け、間伐や枝打ちなどの作業に励んだ。

 

 森林が持つ水源養成などの公益的機能を十分に発揮させ、生活に欠かせない良質な水を確保するには、森林の適正な管理が必要なことを理解してもらおうと、2008年から厚東川ダム上流域の水源地で取り組んでいる活動。
 ボランティアで参加したのは、宇部興産、宇部マテリアルズ、セントラル硝子、チタン工業の従業員や宇部、山陽小野田市の水道事業部の職員ら。開会行事では同事務所の広岡隆義所長、県企業局の秋本泰治局長が参加者を激励した。
 活動場所は、同村周辺の山林約2㌶。参加者たちは同事務所職員やカルスト森林組合のメンバーから指導を受けた後、6班に分かれて作業開始。斜面など足場が悪い場所もあったが、約2時間にわたり、のこぎりを使ってスギや竹、不要木などの間伐を行ったり、剪定(せんてい)ばさみを使って、倒した木の枝を切り落としたりした。

宇部日報


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